[2358] 93歳母、72歳息子を世話…
障害者、親が介護9割
進む高齢化
体力限界
「きょうされん」調査① 2011年1月17日 22時16分
地井和夫 さん
2011年1月13日(木)「しんぶん赤旗」
93歳母、72歳息子を世話…
障害者、親が介護9割
進む高齢化
体力限界
「きょうされん」調査
自宅で暮らす障害者の介護を担う人(介護者)の約9割は障害者の親で、うち母親に
多くの負担が集中し高齢化も進んでいることが、全国の共同作業所などでつくる団体
「きょうされん」の調査でわかりました。
調査は昨年、きょうされんに加盟する障害者通所施設などで働く障害者を対象に、在
宅での介護者の実態などを把握する目的で実施。このテーマでの調査は初めてで
す。約4120人の介護者が回答しました。「介護」には身体障害者への介助に限ら
ず、知的障害や精神障害にたいする援助や支援なども含みます。 介護者の64%が母親で、父親は25%。介護する母親の半数が60歳以上と、高齢に
なっても主に介護負担を担っていることがわかりました。なかには94歳の父親が精神
障害のある58歳の娘を、また、93歳の母親が知的障害などのある72歳の息子を介
護している例もありました。 両親の高齢化が進んでいるにもかかわらず、約半数が居宅支援サービスを利用して
いないこともわかりました。一方で、介護者の85%が、精神的負担(69%)、身体的
負担(52%)、経済的負担(41%)など(複数回答あり)を訴えています。
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