[2252] うつに悩み模索する姿、幻想的に
「アブラクサスの祭」① 2010年12月26 日 13時34分
レオン さん
うつに悩み模索する姿、幻想的に
「アブラクサスの祭」
2010年12月25日10時36分
うつに悩む僧侶が東北の小さな町でライブを開き、生き方を模索する「アブラクサスの
祭」が25日から、各地で公開される。デビュー作となる加藤直輝監督は、玄侑宗久の
原作小説からひらめいたという映像を随所に見せる。 元ロックミュージシャンの浄念(スネオヘアー)は思い通りにならない生活の中で、自分
を取り戻そうとライブを企画する。妻(ともさかりえ)の反対は押し切るが、協力的だっ
た町民の自殺にショックを受け、突然姿を消す。 宗教に心の病とテーマは難しかったが、「躁鬱(そううつ)と統合失調症に悩む坊主と
いうプロットが面白く、一人の男の話として読みました」と監督。 ハイライトは、失踪した浄念が海岸でギターをかき鳴らす場面。「原作を読み終えた時
に鮮烈に浮かんだイメージ。このシーンを撮るために映画を作った」とまで言う。ライブ
前、浄念が自らを見つめ直す場面も見どころだ。三面鏡と十数枚の合わせ鏡を一つ
一つ並べ、すべての鏡面に顔が映る幻想的な映像をものにした。
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