[1937] 現地報告「ワールドカップの喧騒と南ア」① 2010年7月1日 20時2分
レオン さん
『かけはし』のホームページに、次の記事が載っていました。
かけはし72010.7.5号 寄稿 現地報告「ワールドカップの喧騒と南ア」 社会的矛盾の顕在化と煽られるナショナリズム 福島康真(在ケープタウン) あらゆるメディアがサッカー・ワールドカップで持ちきりだ。アパルトヘイト体制を脱した
南アで、アフリカ初のワールドカップが行われたことも大きな注目を集めている。南ア・
ケープタウン在住の福島康真さんに世界規模のスポーツイベントにわく南ア社会の現
実を報告してもらった。(編集部)
ギリギリで開催にこぎつけた 果たして間に合って準備できるのか……多くの人々の予想をくつがえし、南アフリカで
は六月十一日にサッカーのワールドカップが始まった。ケープタウンでは一週間前ま
ではいたる所で道路工事が続けられ、開催日前日にも中心部の道路脇で芝生を張り
付ける作業が行われていたし、ジョハネスバーグ(ヨハネスブルク)では空港から中心
部に向かう高速道路の整備工事も完成せずに作業が中断され、アフリカの金融の中
心街サントン地区と空港を結ぶ新たに作られた高速鉄道ハウトレインは、かろうじて開
催二日前に運行を開始したものの、サントン駅は未だに完成せずにトタンで覆われた
まま。
ぎりぎりセーフで始まったスポーツの大イベントだが、「お祭り」の雰囲気が出てきたの
は、開催一週間前くらいからだろうか。サイドミラーに南ア国旗がデザインされたカバ
ーをつけ、応援する国の国旗をウインドウに取り付けた車が町を走り始め、空港やシ
ョッピングモールではサッカーの応援グッズのブブゼラが鳴り響き始め、自分の応援
する国の国旗を窓に飾る家が出始めたのも、この頃からだ。(続く)
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