[1836] どんな「新しい福祉施策」かが、問題だ① 2010年4月24日 8時15分
レオン さん
インターネットで、次の記事をみつけました。以下に、引用します。
【社説】 障害者自立支援 権利と尊厳を守り抜け 2010年4月19日 障害者自立支援法をめぐる違憲訴訟は、全国で和解が相次いでいる。国が支援法廃
止を確約したからだ。取って代わる障害福祉法制も、国のご都合主義で障害者の権
利と尊厳を脅かすようでは困る。
四年前に施行された障害者自立支援法は、国の財政難を背景に福祉サービス利用
料の一割負担を求めた。だが、障害が重いほど負担がのしかかる仕組みは、とりわけ
低所得層の反発を買った。その怒りと悲しみは二〇〇八年十月以降、全国十四地裁
での違憲訴訟にまで発展した。
障害者が住み慣れたまちで、学んだり、働いたりしながら安心して暮らす。そのために
は介護や訓練、治療といったサポートが不可欠だ。国はどこまでその責任を負うべき
か。違憲訴訟は、障害者福祉制度が直面するそうした根本問題を見つめ直す契機に
なった。
厚生労働省によれば、支援法施行前後を比べると、障害者(身体、知的、子ども)の九
割近くで毎月の負担額が平均八千五百円余り増えていた。さらに、五割以上で、福祉
施設で働いて得た工賃が施設に支払う負担額を下回った。その差額は平均七千円余
りに上ったというから深刻だ。
これでは障害者の自立を促すどころか、足を引っ張るようなものだ。障害者が司法の
場に救いを求めたのもうなずける。(続く)
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