[1786] 群れで飛ぶカナダ雁のように② 2010年2月7日 13時8分
レオン さん
大学検定試験をパスし、福祉を学んだ後、10年間精神科ソーシャルワーカーとして 働いた。そこで出会ったのは、1回目の入院が35年にも及ぶ人たち。感情の起伏をなく すために前頭葉の手術(ロボトミー、現在は禁止)をされた人も。優生保護法により強
制不妊手術をされた人は「お母さんやお医者さんがよかれと思ってやってくれた」と言
っていた。後に加藤さんの聞き取りでは、説明もなく収容され電気ショックをかけられ
た人、強い薬でのどが渇いても水がもらえず便器の水を飲んだ人もいる。そして35年 の入院の後に地域に帰っても、「浦島太郎状態」で、根強い差別と偏見のある社会の 中へ放り出される。 「本当は嫌なのに叫べない。精神病になると、自分の気持ちや意見は『病気のせい』
にされるから。環境が病をつくることもある。逆に病があっても、その文化を認めて、
『助けて』と言える人間関係や環境が整えば楽しく生きていける。だから当事者が声を
上げることが大切です」 続きは本誌で...
かとう まきこ 1954年埼玉県生まれ。精神障害者ピアサポートセンターこらーるたいとう(東京都墨
田区)代表。精神障害者のセルフヘルプの取り組みなどを博士論文にし、それをまと
めて2009年9月に『精神障害のある人々の自立生活』(現代書館)を出版。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~koraru/
つながる/ひろがる/フェミ・ジャーナル-ふぇみん-|インタビュー
http://www.jca.apc.org/femin/interview/kato.html
「当事者が声を上げることが大切です」というのは、「本当にその通りだ」と思います
ね。
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