[1740] 障害者総合福祉法粉砕へ? ②
2009年12月26日 10時41分
レオン さん
(「障害者総合福祉法粉砕へ? ①」から続く)
叫んでいる。 改革推進本部が飛びつこうとしている障害者総合福祉法はさらなる改悪だ。障害者
の応能負担を固定化し「障害者参加」の名の下で公務員制度解体=介護事業の一層
の民営化を進める。批判が強かった「障害認定区分」を廃止し「支給量決定」を障害者
主導で行うという。一般学級にも障害者参加を増やすという。予算が膨大にあるという
前提ではもっともらしい。だが実態は、「事業仕分け」と同様に労働者の首切り・非正
規化、大増税と一部の特権的障害者への権限委譲に他ならない。介護認定では「ソ
ーシャルワーカー専門調査員」を新設するというが、起こることはまたぞろ外注化や非
正規職増大だ。さらに「社会参加(保障)カード」も導入する。税と年金の一体化をめざ
し支払いがなければ年金も医療も福祉も得られないという新たな応益負担の導入だ。
また後期高齢者医療制度の廃止後の代案である「地域医療保険制度」との一体化す
ら狙われている。保険料の企業負担や国庫負担をそぎ落として被用者保険を解体し、
個々独立の国保に横並びさせ、地域ブロック内の保険料に応じてしか受給できない仕
組みへの転換だ。 さらに道州制導入、社会保障丸ごと解体を貫くために、障害者虐待防止法や障害者
差別禁止法までセットで吹聴している。しかしそれは障害者問題を一層ブルジョア道徳問題に切り縮め、差別の根本にある雇用破壊や団結破壊と闘わず、労働者の解放
の中に障害者解放があることを粉砕していく攻撃だ。検修職場全面外注化阻止の国
鉄決戦を民営化粉砕の先端で闘い、階級的労働運動の復権をかけて障害者総合福
祉法粉砕の総決起を切り開こう!(YH)
http://www.zenshin.org/index.htm http://www.zenshin.org/blog/index.html
「こういう障害者総合福祉法を作ろう」というなら分かります。でも、まだ出来てもいな
いのに、「障害者総合福祉法を粉砕しよう」というのは、ちょっと「おかしい」のではない
でしょうか。
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