[1707] 心の病とたばこの値上げ② 2009年12月2日 21時20分
国士無双 さん
国士無双です。
先程の記事の続きです。
本題に戻ろう。このような貧しい生活の中、たばこが数少ない娯楽である彼らにとっ
て、昨今のあい続くたばこ値上げは一体どう受け止められているのだろうか?
どれ
だけのインパクトがあるのだろうか?
ちなみに、当時アルバイトしていた精神病院で働いている知人から聞いた話だが、こ
の病院でも最近、院内完全禁煙が実施されたそうである。これってどうなんだろうなと
思う。
『分裂病がわかる本~私たちはなにができるか』(日本評論社)という本の一節を引用
しておこう。
患者のなかには、タバコとコーヒーが人生最高の楽しみとなっている人もいるこ とを知っておいてください。悲しいことですが、これが現実なのです。そのような 楽しみを奪い取ってもなお得るものがあると確信しない限りは、そのような楽しみを奪い取ってはなりません。
精神病について取り上げるだけで「差別だ」「人権侵害だ」と目を三角にする御仁たち
もいらっしゃるけれど、だったらもっと、彼らの実生活の目線にたって物事を考えてほし
いと心から思う。
たばこの値上げや禁煙推進に諸手を挙げて賛成してる人たちには、差別だの人権だ
の語ってほしくない。たばこに反対するのは個人の自由だけれど、少なくともそこに何らかの葛藤を感じてほしい。社会的弱者をスポイルしておきながら、なにが差別だ、な
にが人権だ。
数少ない楽しみであり、肺ガンの発生率もあがらない、彼らにとっての「たばこ」。いっ
たいどうして、ここまでして規制しなくちゃならないんでしょうねえ。
世の中、不思議なことだらけです。悲しいですよ。
以下のURLにコラムが掲載されてます。
http://www.go-smoking.net/column/col050505001.htm
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