2016年4月3日日曜日

[1135] イタリアのバザリア法の現状② 2008年11月25日 17時20分



[1135] イタリアのバザリア法の現状②  20081125 1720

国士無双 さん

国士無双です。 
先ほどの記事の続きです。 
 ジャンニケッダさんは、1970年代のトリエステで、イタリア精神保健改革の祖フラン コ・バザリア(精神科医)のごく近くで働いていた経歴から、「バザリアの娘」のニックネ ームを持つ。イタリア精神保健改革の生き字引だ。現在はサルデーニャ州サッサリ大 学の社会学教授で「法律と精神医学」を専門としている。セミナーでは、180号法の意 味と法律のもたらした効果やイタリアの現状について話した。 
 冒頭、元WHO事務局長のグロ・ハーレム・ブルントラントさん(ノルウェー元首相)の 言葉「精神疾患を持つ人に対してのケアは、途上国だけではなく先進国でもまったく不 十分である。法律には人権の擁護が定められているにもかかわらず、現実には人権 のはく奪が世界中で行われている」を引用し、「社会から否定された市民 denied citizens」の人権擁護にはたしたイタリアの“夢のような挑戦”を紹介した。 
 「1950年から60年にかけて、欧米各国で、精神医療に費やされる国家予算の負 担が問題になり始め、アメリカ、フランス、イギリスなどで金食い虫の精神病院の閉鎖 が進められました。最大の難問は、精神病院閉鎖の後、精神疾患の人たちの新しい 居場所をどうするか、でした。世界中で女性解放運動が巻き起こった時期でした。病 院閉鎖によって家族介護、すなわち女性の手になる重い世話へ回帰することは、人道 上許されない雰囲気でした」 

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