[1122] 障害者自立支援法の大きな問題と闘う③ 2008年11月17日 21時14分
国士無双 さん
国士無双です。
続きです。
10月31日、障害者自立支援法が掲げる応益負担を違憲とする全国一斉提訴が行
われた。平島は九州では唯一の原告として名を連ねた。
裁判で原告側は(1)障害者が福祉施策を受けるのは憲法が規定する生存権(健康 で文化的な生活を営む権利)、不平等の是正、幸福追求権に基づく権利(2)福祉施
策は障害者が他に比べて失っているものを補完するものであり、利益ではない-と法
律の違憲性を指摘。さらにこう訴える。
「障害者が障害を負っているのは自己に責任があるからではない。ある障害が1% の確率で生じるならば、他の99%は障害者とならなかった利益を受けている」。裁判
を通して問われるのは、障害者福祉の理念そのものといえる。
福岡地裁で記者会見に臨んだ平島は、 「仲間のためにも全力で闘う」
と誓った。会見を終えると、障害者の仲間が平島に歩み寄り、色紙を手渡した。寄せ
書きにあったメッセージの1つ-。 〈心は1つ。一緒に頑張ろう〉
(敬称略)
* *
障害者自立支援法の本格施行から約2年がたった。「応能負担から応益負担へ」 「施設から地域へ」「障害者施策の一元化」といった目的を掲げた新法は、障害者福
祉の流れをどのように変え、障害者に何をもたらしたのか。「自立」の現場を歩く。
(江藤俊哉)
次に続きます。
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