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障害者自立支援法の大きな問題と闘う② 2008年11月17日 21時11分
国士無双 さん
国士無双です。
先程の記事の続きです。
平島が受け取る月収の内訳を教えてもらった。
クッキーなどの売り上げを原資に施設が支払う工賃が月7600円。100円の時間外
手当を得るため、約40分掛けて自転車で通い、始業より一時間早く仕事を始めるが、
それでも工賃は9000円を少し超える程度という。もう1つは寝具工場から受け取る日
給2100円。月収総額は3万円余りで、家族と同居しなければ暮らせない。
逆に平島が施設側に支払う金には給食費などのほか、「施設利用料」がある。200
6年の障害者自立支援法施行で新たに設けられた「応益負担」である。
施設を利用することで障害者が利益を受けているとみなし、その費用の一部負担を 障害者に求めるようになった。平島の場合、通い始めた当初は月に7500円。段階的
に減額され、今夏から1500円になったが、「働くのに何でお金を払うのか」という割り
切れない思いはくすぶり続けた。
今年9月、障害者や施設関係者と県との懇談会が県庁であり、平島も出席した。障
害者サイドから「応益負担」への批判が続出する中、「施設は訓練の場。利用すれば
利用料が生じる」という県担当者の言葉に、会場は騒然となった。平島も怒りが込み
上げた。「県の言い分はどうしても納得いかない。僕たちは働いているんですから」
次に続きます。
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