[500] デンマークの話②
国士無双 さん
国士無双です。
YUKIさん、表彰の件ありがとうございます。残念ながら、今日、文京障害者就労支援
センターに電話でお断りしました。表彰より銀杏の食事会に参加したいです。
さて、デンマークの続きです。
(1)ホームドクター制度
デンマークには各人、一人一人に、ホームドクターがつきます。ホームドクターの守備
範囲は、頭からつま先まで全般です。通常の病気に80パーセントはホームドクターで
治療されます。ホームドクターの治療ができない高度な問題に関しては、専門病院へ
の受診をホームドクターが紹介します。
このため、子供の児童精神科領域の問題の発見は、まず、ホームドクターになります。もちろん、最初の子供の発達の遅れ等の発見は、保育所のスタッフや保護者になりますが、その場合、まず、ホームドクターに相談すればいいと言う形になります。ホームドクターはこの場合、児童精神科の専門病院を紹介します。
これが、就学に関する時期なら、学校心理判定員の相談を保護者に薦めることになります。学校心理判定員は、その子供を、どの学校に措置したらいいか検討します。
障害等の早期発見は、3ヶ月
5ヶ月
1年
2年
5年等に定期検診があり、その段階
で発見されることが多いそうです。
(2)ソーシャルワーカー
デンマークは、障害者や老人、各人に一人必ずソーシャルワーカーがついています。
ある意味で、あらゆる相談の窓口がソーシャルワーカーになります。学校の就学問題
なら、ソーシャルワーカーから学校心理判定員に紹介が、いったり、ホームヘルパーの
派遣等のすべてソーシャルワーカーの仕事になります。
老人の場合は、ソーシャルワーカーに相談が行くと、ホームヘルパーが各家庭を訪問
し、どのようなケアをしていくかのケアプランを作成します。特別老人ホームに入所するか、在宅するかの決定もここで行います。その時点では、日本にように点数をつけてケアプランを作成するのではなく、ホームヘルパー(看護婦)が具体的にケアプラン
を作成するようです。
いずれにしても、困ったときには、ソーシャルワーカーに相談しに行けば、何とかしてくれる制度になっています。
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