[977] 現代の精神疾患② 2008年9月9日 16時26分
国士無双 さん
度々国士無双です。
先程の記事の続きです。
精神科医によると、こうした患者[の妄想]は多くの場合、実際に自らの周囲で起こって いる物事を反映しているが、そのレベルが極端なのだという。[以下の引用は 『International Herald Tribune』の記事より]
精神疾患による妄想や幻覚に対する見方の1つとして、一般人、あるいは単に神経過 敏な人が抱く懸念が、極端な形で現われたものだとする見方がある。
精神科医によると、統合失調症やその他の偏執症患者は、インターネットを通じたID 窃盗や、防犯用の監視カメラの普及によるプライバシーの喪失といった、誰でも抱くよ うな恐怖に注目し、これを拡大させることがあるという。
だとすると、彼らの妄想は実のところ、あながち妄想とはいえないのではないだろう
か。[リンク先の記事は、航空機内部に多数の広角カメラを搭載し、乗客全員の表情 や動きなどを監視するEUのプロジェクト『SAFEE』に関するもの。また、BBCの記事に よると、英国では420万台の監視カメラが設置されており、これは14人に1台という割合 という]
[米精神医学会の定めた、患者の精神医学的問題を診断する際の指針を示した]『精 神障害の診断と統計の手引き』(DSM)は、精神医学ではまだほとんど理解が進んでい
ないとされている妄想について、原則として現実的な根拠がなく、たとえ逆の事実を示
す証拠があっても、絶対の確信をもって誤った信念を抱くこと、と定義している。
ただし、その人物が属する文化やサブカルチャーの他の構成員に広く受け入れられて
いる場合、その信念は妄想ではない、とDSMは述べている。
[日本語版:ガリレオ-緒方 亮/高橋朋子]
WIRED
NEWS 原文(English)
インターネットやカメラなどに監視されていると感じる方もいるようです。
社会が複雑にうるにつれ、普通の人間も適応できないのかもしれません。
映画好きなレオンさん、『トゥルーマン・ショー』ご存知でしょうか?
もし、ご存知なら、どんな映画か教えて頂けませんか?
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