[643] 長崎の工賃アップ作戦の話 2008年5月6日 16時56分
国士無双 さん
5月6日のながさきニュース 長崎新聞 こんにちは、国士無双です。
例のGoogleアラートのネット情報到着しましたので、書き込みます。
障害者工賃倍増へ県が5ヵ年計画
生産性向上や販売効率化促す
障害者がさまざまな生産活動に取り組む授産施設。利用者に支払われる工賃は少 なく、経済的自立は難しい。こうした状況を打開しようと長崎県は「障害者工賃倍増五
カ年計画」をまとめ、対策に乗り出した。
三月二十三日、南島原市内で芋焼酎の試飲会が開かれた。販売元は同市南有馬 町の通所授産施設「普賢学園南有馬」。ムラサキイモとシモンイモの健康効果に着目
して栽培を始め、農家に依頼して量産。酒造会社の協力を得て二種類を製造した。
同施設は十八歳から七十歳までの知的障害者が利用。企業から請け負った部品作 りや食品の包装作業などをしているが、作業単価は低く、現状で利用者に支払われる
工賃月額は約一万円にとどまっている。芋焼酎は工賃アップへの切り札。現在までに
約千百本を出荷し、好調な滑り出しだ。同施設の平坂良一係長は「本年度は工賃を
一万五千円程度まで引き上げたい」と意気込む。
県内の授産施設(障害者自立支援法で定める就労継続支援B型事業所を含む)で の二〇〇六年度の平均工賃月額は一万一千百八十一円で全国三十一位。計画は一
一年度までに平均二万二千四百円まで引き上げることを目標に、▽施設の生産能力
と品質向上への支援▽消費者や企業へのPR▽授産商品やサービスの販売促進-
の基本方針を提示。本年度はインターネットで商品を紹介したり、施設職員を対象に
工賃アップにつながる情報を提供するセミナーを開く予定。県障害福祉課は「施設側
への情報提供と、いい製品を開発するための仕掛けづくりに力を入れたい」と話す。
平坂係長は「地方では企業などから請け負う内職作業も少なく、工賃を上げるには いい商品を開発するしかない」とし、施設側に利用者の支援だけでなく、営業や消費
者の声を聞くために動き回る人材が必要と指摘。県に対しては、「販路拡大の支援を」
と求める。厳しい現状の中、県と施設の連携による工賃倍増の取り組みが注目され
る。
工賃アップに向け日本各地で様々な取り組み行われているようです。銀杏の工賃も上
がるといいと思います。
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