[688] チャレンジド・パーソン⑩ 2008年5月13日 13時13分
国士無双 さん
国士無双です。
続きです。
チャレンジドという言葉に出会ったのは1995年の1月17日に阪神淡路大震災という神
戸が全滅するという大変恐ろしい大震災の時です。私も神戸生まれ神戸育ちで家が
丸焼けになりその後高齢の両親ともども大変でした。この時にアメリカにいらっしゃる
プロップの支援者の方からチャレンジドという言葉を初めて教わりました。ハンディキャ
ップでもなくディスエーブルドパーソンでもなくチャレンジドでした。チャレンジャーとは
違うのかと聞いたところザ・チャレンジドだと言われました。「ed」がつくチャレンジの何 で受け身なのときくと、神から挑戦という使命や課題あるいはチャンスを与えられたという意味なんだと教えてくれました。このチャレンジドという言葉は決して日本でいう障
害者だけを表すのではなく震災復興に立ち向かっている人たちはチャレンジドだという
使い方をすると教えて貰いました。ちょうどその時は自宅も丸焼けになり仲間スタッフ
も全員被災者になるという状況でどうしようかと思っていたのでこの言葉に大変励まさ
れました。プロップステーションでは障害者と呼ばずチャレンジドと呼ぼう、あるいは自
分がチャレンジドという自覚を持って生きられるようにしていきたいと思いました。私自
身も障害を持つ子のかあちゃんとして自分もチャレンジドで神からチャンスを与えられ
たという気持でこの言葉を使い始めました。お陰様でインターネットでプロップステーシ
ョンがチャレンジドと言うので言葉の背景の哲学が少しずつ日本の中でも広がってき
たと考えています。
日本版ADAについてですけれど一昨日国会質問でもたまたま取り上げられました。日 本は戦後の経済復興を本当に若くて働き盛りの男性が中心になって支えてきました。
右肩上がりで驚くほどの復興を日本は遂げました。それは過労死もいとわないというような働き方が出来る、あるいはそれが正しいという理屈で馬車馬のように日本は働
いてきたからです。
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